WHO「AUDIT & BIマニュアル」日本語翻訳版の公開(アルコール関連問題)
WHO(世界保健機関)によって作成された2つのマニュアル、AUDIT(アルコール使用障害特定テスト)とBI(危険・有害な飲酒への簡易介入)の日本語翻訳版を下記リンクよりダウンロードしていただけます。
AUDIT – アルコール使用障害特定テスト使用マニュアル【PDF形式:1MB】
BI – 危険・有害な飲酒への簡易介入:プライマリケアにおける使用マニュアル【PDF形式:1.2MB】
*この資料は2001年にWHOによって英語版・スペイン語版が作成され、2011年にWHOの承諾を
得て日本語翻訳が行われました。
*この日本語版作成にあたり、当院の小松 知己医師が監訳・翻訳、蟻塚 亮二医師が翻訳、神谷 勝也
・原國 ゆりこ・親川 純子が図表作成で関わりました。
日本語版作成の経過については、各マニュアル巻末の『監訳者から ひとこと』をご参照ください。
*スクリーニング・テストのAUDITは、適切な指導の元であれば一般市民が使用することも可能です。
*マニュアルは、ヘルスケア従事者のみならず、介護・福祉関係者や刑事司法システムの関係者など
アルコール関連問題がある人物に介入することが求められそうな全ての専門職に役立つものです。
どうぞご活用ください。
【AUDIT 目次】
このマニュアルの目的
アルコール使用をスクリーニングする理由
アルコールのスクリーニングが行われる場所
AUDITの作成過程と実証
実施ガイドライン
スコアリングと解釈
患者に対する支援方法
プログラムの導入
付録
A. AUDITの研究ガイドライン
B. AUDIT自記式質問票書式例
C. 特定の言語・文化への翻訳・翻案
D. 臨床的スクリーニング法
E. AUDITトレーニング資料
参考文献
【BI 目次】
はじめに
概念と用語
プライマリ・ヘルスケアの役割と責任
SBI:リスクマネジメントと症例掘り起こしのためのアプローチ
低リスク飲酒者・非飲酒者その他へのアルコール教育
リスクII群への簡単なアドバイス
リスクIII群への簡易カウンセリング
アルコール依存症の可能性があるリスクIV群の専門医への紹介
付録
A. 患者教育パンフレット
『低リスク飲酒ガイド』
B. 自助ブックレット
C トレーニング資料
参考文献