医療生協からのメッセージ
質の高い安全・安心の医療を実践して職員一同 地域医療に貢献していきます
私達医療生協は医療従事者と地域の人々とが一緒になって自分たちの健康や生活について考え、行動し、地域まるごと健康で暮らしやすいまちづくりに取り組む組織です。
しかし現在日本国民は今年3月11日の東日本大震災と大津波よって生じた甚大な被害と未だ終息の目途も立たない福島原発事故で、先の見えない不安定な生活を余儀なくされています。さらに医療費抑制政策の推進、消費税の引き上げ等の議論が開始され、年々悪化していく社会保障のもと人々のくらしは悪化し、健康的な生活は損なわれ、医療の現場は益々複雑化している印象を拭えません。
今こそ患者さんの疾患だけでなくその生活背景にも向き合う治療の原則に固執し、無差別平等な医療と福祉・介護を実践することが国民の健康と生活を守る事に繋がると私達は考えております。
2010年10月から沖縄県で初めて生活困窮者も差別なく、誰もが必要な医療が受けられる「無料・低額診療事業」を開始し、多くの方々に喜んで頂いております。現在私たちは三つ病院と六つの診療所、七つの介護系施設を展開しております。
2009年6月に新築移転した沖縄協同病院の医療活動は急性期病院として急速に前進し、県内有数の医療機関として認知されてきました。
今後とも質の高い安全・安心の医療を実践して地域住民のいのちと健康を守るため職員一同地域医療に貢献していく所存でありますのでよろしくお願い申し上げます。
理事長 上原 昌義