「相対的無輸血」のお知らせ
【宗教上の理由で輸血拒否される方々へ】
沖縄協同病院では、宗教上の理由による輸血拒否に対し、「相対的無輸血」の方針に基づき、以下のごとく対応いたします。
(1)無輸血治療のために最善の努力をつくしますが、輸血及び血液製剤により生命の危険が回避できる可能性があると判断した場合には、輸血を実施いたします。その際、輸血同意書が得られない場合でも輸血を実施いたします。
(2)エホバの証人等の信者の方が提示される「免責証書」等、「絶対的無輸血治療」に同意する文書には、署名はいたしません。
(3)以上の方針は、患者様の意識の有無、成年・未成年の別にかかわらず適用します。
(4)自己決定が可能な患者様、保護者又は代理人に対しては、当院の方針を十分に説明し理解を得る努力を致しますが、どうしても同意が得られず、治療に時間的余裕がある場合は、他医療機関での治療をお勧めします。
2011年5月30日
病院長
「相対的無輸血」とは
患者様の意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至った時には輸血をするという立場・考え方。
「絶対的的無輸血」とは
患者様の意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方。