令和5年度 沖縄協同病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 808 162 126 224 358 536 957 1449 1414 551
20歳未満の割合は14.7%、20歳~50歳代が18.9%、60歳代が14.5%、70歳以上が51.8%と全体の半数を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 233 2.13 2.61 0.00 68.10
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 174 18.98 20.60 11.49 85.42
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 157 17.97 13.52 6.96 77.12
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 95 9.65 8.75 6.32 76.04
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 87 7.72 7.58 0.00 68.40
内科入院患者のうち大腸ポリープ切除での入院が最も多く内科の7.6%、誤嚥性肺炎が5.7%、尿路感染症が5.1%となっています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 304 1.00 2.12 0.00 4.16
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 85 5.20 5.62 1.18 2.71
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 62 4.42 5.96 5.20 1.13
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 3.84 6.37 0.00 5.32
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 49 4.41 5.86 0.00 1.67
小児科の入院症例は、食物経口負荷試験目的の日帰り入院が最も多く小児科の35.5%を占めています。
次いで肺炎、喘息、急性気管支炎など呼吸器疾患による入院が多くなっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 68 3.29 4.55 1.47 67.34
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 7.35 6.87 0.00 66.39
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 34 5.03 5.98 0.00 62.00
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 33 7.24 9.68 0.00 39.58
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 6.78 8.95 9.38 72.66
外科の入院症例は、胆のう炎、鼠径ヘルニア、胆嚢結石、結腸癌・盲腸癌、イレウスが多く、鏡視下手術を取り入れ患者に負担の少ない手術を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 128 26.73 25.50 71.88 82.31
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 36 6.25 4.76 0.00 49.75
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 23 19.74 21.96 65.22 76.96
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 23 10.74 13.04 0.00 19.43
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 19 19.84 15.66 31.58 74.16
整形外科の入院症例は、大腿骨近位骨折(大腿骨頚部骨折)が最も多く整形外科の31.6%を占めています。次いで前腕骨折8.9%、変形性膝関節症5.7%、足・足関節骨折5.7%、腰部脊柱管狭窄症4.7%の入院が多くなっています。
大腿骨近位骨折(大腿骨頚部骨折)、変形性膝関節症は、多くの患者が手術・治療後に回復期リハビリ病院などに転院し、リハビリ・治療を継続しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 82 15.90 15.70 28.05 67.55
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 43 20.49 19.09 53.49 64.44
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 31 28.32 22.61 80.65 71.13
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 25 5.48 2.95 0.00 68.32
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 10.91 9.88 36.36 82.23
脳神経外科の入院症例のうち、約40%が脳梗塞での入院となっています。2023年度は、未破裂脳動脈瘤の手術目的での入院も増加しました。
脳梗塞で入院した患者の平均年齢は73.9歳で、70歳~80歳代の入院が多くなっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 5.68 5.21 0.00 71.79
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 17 2.00 2.61 0.00 65.88
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 4.50 7.57 7.14 64.43
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし    ―    ― 15.27    ―    ―
050170xx03010x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等21あり 定義副傷病なし    ―    ― 16.67    ―    ―
心臓血管外科の入院症例は、閉塞性動脈硬化症によるEVTや下肢静脈瘤に伴う下肢静脈瘤血管内塞栓術を目的とした入院が多くなっています。
また、末期腎不全に伴う手術(内シャント造設術、経皮的シャント拡張術・血栓除去術など)も多くなっています。

※患者数が10未満については、規定により「平均在院日数(全国)」のみ掲載しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 18 9.39 9.34 0.00 32.56
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 16 7.81 9.31 0.00 30.50
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 13 3.46 2.96 0.00 42.00
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 13 5.38 6.00 0.00 49.77
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 11 17.18 20.10 36.36 29.64
産婦人科の入院症例は、帝王切開(既往帝切後妊娠や狭骨盤によるもの、分娩異常によるもの、分娩停止等によるもの)、子宮頚部高度(中等度)異形成の入院が多くなっています。

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 54 7.46 7.89 0.00 72.35
11013xxx04xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 19 6.21 5.09 0.00 74.79
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 17 2.00 2.44 0.00 73.35
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 14 8.07 6.85 0.00 77.21
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし 14 7.93 7.08 0.00 83.43
泌尿器科の入院症例は、子宮脱・膀胱瘤による手術、前立腺癌の検査入院、膀胱癌、尿路結石による手術目的の入院が多くなっています。

救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等22あり 17 36.76 31.28 29.41 73.65
050210xx9902xx 徐脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 13.89
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13.15
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 13.05
040110xxxxx2xx 間質性肺炎 手術・処置等22あり 26.77
※患者数が10件未満については、規定により「平均在院日数(全国)」のみ掲載しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 23 1 13 24 11 1 1 8
大腸癌 22 27 37 27 23 13 1 8
乳癌 18 31 5 7 0 6 1 8
肺癌 6 4 8 25 8 12 1 8
肝癌 1 1 3 4 0 3 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
初発癌の患者数は、大腸癌が最も多く、胃癌、肺癌、乳癌、肝癌の順になっています。大腸癌はステージⅢ・Ⅳが多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 26 9.31 54.04
中等症 78 15.42 76.29
重症    -    -    -
超重症    -    -    -
不明    -    -    -
入院後48時間以内に発症した肺炎は、入院前に感染したと考えられ市中肺炎と呼びます。
重症度を年齢、脱水、呼吸、意識障害、血圧の5項目(各1点)で評価され、1~2点の場合は中等症に分類されます。

※患者数が10未満については、規定により値を掲載いたしません。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 222 22.79 73.86 42.31
その他 12 29.08 78.33 2.14
脳梗塞の9割程が発症3日以内に入院し早期治療が開始されています。脳梗塞発症3日以内入院の平均年齢が73.9歳で平均入院期間は22.8日となっています。
日常生活動作の回復を図るため、早期リハビリを行い、5割近くが回復期リハビリ病院などに転院して、リハビリ・治療を継続しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 248 1.15 2.29 2.02 69.07
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 73 2.36 12.38 10.96 75.41
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 45 5.29 6.58 6.67 74.71
K654 内視鏡的消化管止血術 42 3.12 14.98 11.90 75.55
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 33 1.27 13.06 3.03 57.48
内科では、大腸ポリープに対しての内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(K7211)が最も多く、内視鏡的胆道ステント留置術(K688)、経皮的冠動脈ステント留置術(K5493)、胃・十二指腸などの消化管出血に対しての内視鏡的消化管止血術(K654)、内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術(K533-2)が上位を占めています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 143 2.38 5.48 2.80 66.97
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 71 0.13 2.11 1.41 64.69
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 49 4.82 18.53 8.16 74.18
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 33 0.15 6.09 0.00 39.58
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 31 0.23 3.13 0.00 37.42
外科では、胆のう炎・胆のう結石症に対しての腹腔鏡下胆嚢摘出術(K672-2)が最も多く、鼠径ヘルニアに対しての腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(K634)、結腸癌に対しての腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(K719-3)、急性虫垂炎に対しての腹腔鏡下虫垂切除術(K718-22)・(K718-21)の手術が多く施行されています。
鏡視下手術を取り入れ、患者に負担の少ない手術を行い、早期に退院しているのが特徴です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 92 3.30 22.36 63.04 79.30
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 58 4.41 19.84 72.41 81.48
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 46 1.33 8.37 6.52 63.93
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 23 1.00 17.74 65.22 76.96
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓切除 22 1.50 18.50 36.36 74.09
整形外科では、大腿骨近位骨折や大腿骨頚部骨折に対しての骨折観血的手術(K0461)や人工骨頭挿入術(K0811)が多く、前腕骨折に対しての骨折観血的手術(K0462)、椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症などに対しての椎弓切除術(K1425)、変形性膝関節症に対しての人工関節置換術(K0821)が多くなっています。70歳代以上の患者の入院数が多く、術後リハビリを行い回復期リハビリ病院などに転院しリハビリ・治療を継続しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1781 脳血管内手術 1箇所 24 2.33 20.13 41.67 62.92
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 21 1.19 10.90 38.10 80.48
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 16 5.19 9.38 18.75 75.00
K178-4 経皮的脳血栓回収術 15 0.13 28.00 66.67 73.40
K1771 脳動脈瘤頸部クリピング 1箇所    -    -    -    -    -
脳神経外科では、未破裂脳動脈瘤や脳動脈瘤破裂に対するコイル塞栓術が最も多く、次いで外傷性の慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術(K164-2)となっています。また、2023年度より経皮的頸動脈ステント留置術や経皮的血栓回収術等、カテーテルによる治療例が増えてきています。

※患者数が10件未満については、規定により値を掲載いたしません。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 28 1.21 4.43 14.29 70.71
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 17 0.59 9.00 11.76 63.12
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 17 0.00 1.00 0.00 65.88
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの    -    -     -    -    -
K5612ロ    ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈    -    -    -    -    -
心臓血管外科では、閉塞性動脈硬化症などに対しての四肢の血管拡張術・血栓除去術(K616)が最も多く、末期腎不全に対しての末梢動静脈瘻造設術(K6121イ)、腹部大動脈瘤に対してのステントグラフト内挿術(K5612ロ)、下肢静脈瘤に対しての下肢静脈瘤血管内焼灼術(K617-4)が多くなっています。

産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 17 0.53 7.12 0.00 32.12
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 17 1.82 6.65 0.00 32.24
K867 子宮頸部(腟部)切除術 13 0.77 1.69 0.00 42.00
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 13 1.08 3.23 0.00 47.77
K893 吸引娩出術    -    -    -    -    -
産婦人科では、帝王切開術(K8982・K8981)が最も多く、子宮頚部高度(中等度)異形成に対しての子宮頸部(腟部)切除術(K867)が多くなっています。
腹腔鏡による子宮附属器腫瘍摘出術の手術も増加しました。

※患者数が10件未満については、規定により値を掲載いたしません。
リハビリテーション科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K190-5 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ薬剤再充填 11 0.91 0.09 81.82 59.82
リハビリテーション科では、痙性四肢麻痺・痙性片麻痺の持続のため重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ薬剤再充填での入院になっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術 56 1.02 5.54 0.00 72.38
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 1.21 10.76 3.45 78.93
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 16 2.69 6.69 0.00 76.63
K823-6 尿失禁手術(ボツリヌス毒素によるもの)    -    -    -    -    -
K7981 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術    -    -    -    -    -
泌尿器科では、子宮脱・膀胱瘤に対しての腹腔鏡下仙骨腟固定術(K865-2)が最も多く、尿管狭窄・尿路結石に対しての経尿道的尿管ステント留置術(K783-2)、膀胱癌に対しての膀胱悪性腫瘍手術(K8036ロ)が多くなっています。

※患者数が10未満については、規定により値を掲載いたしません。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180010 敗血症 同一 56 0.85
異なる 42 0.64
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 29 0.44
異なる 9 0.14
播種性血管内凝固症候群(DIC)は、さまざまな基礎疾患を背景に全身に小さな血管内凝固(血栓)ができ、血が止まらなくなる病態です。
敗血症は、肺炎や尿路感染症などから血液中に病原体が入り重篤な全身症状を引き起こす病態です。敗血症をきっかけに入院・治療を開始されたのが56症例、入院後敗血症に至ったのが42症例になっています。 入院後、その他の真菌感染症に至ったのが2症例になっています。手術・処置等の合併症は、術後の創部感染などによるもので、手術・処置等の合併症をきっかけに入院・治療されたのが29症例、入院・手術後に合併症に至ったのが9症例になっています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
725 645 88.97%
肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)は突然死を引き起こす可能性のある極めて重篤な疾患で、しばしば大きな手術後や長期臥床の際に起こります。この予防方法には弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置の使用、抗凝固薬療法があり、リスクレベルに応じて単独あるいは併用が推奨されています。

当院でも肺血栓塞栓症の予防対策を講じていますが、胆嚢摘出術の一部や内視鏡的食道静脈瘤手術で行われていない症例がありました。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
5719 4190 73.26%
血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セットで行うことが診療ガイドラインにより推奨されています。このことから血液培養2セット実施率は診療プロセスが各種ガイドライン則り、適切に構築実施されているかを表す指標とされています。

当院の小児科ではほとんどの患者で血液培養1セットで実施しており、その割合が全体の22.3%を占めているため、血液培養2セットの実施率に影響しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
367 346 94.28%
広域抗菌薬不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められています。

当院でもASTによる取り組みも行われており、広域スペクトルの抗菌薬が処方された入院患者のほとんどの患者に実施しています。
更新履歴
20240930